DIP成形(ディップ成形)
DIP
当社のディップ製品は
ディップ・モールディング(浸漬成型)とディップ・コーティング(浸漬塗装)の二種類があります
ディップ・モールディング法
熱した金型や芯金を軟質樹脂(ペースト状の素材)に浸して周りに樹脂被膜をつくり、それ を加熱後に冷却して樹脂製品にす る方法です。最大の特徴は、金型は雄型のみ使用するために、金型の取数を多く大量生産を可能にし、製品コスト並びに金型 コストを非常に安価にて製造が可能なことです。 金型が雄型だけに内寸が型により正確に規定され、複雑且つ多岐多様わたる製品でも成形が可能。 現在では、自動車業界をはじめ、電気及び医療機器業界等巾広くディップ製品が使用されています。
DIP 製品の成型工程
- 製品を金型にセットし、加熱炉の中に入れ型を予熱
- 型が所定の温度になった時、炉の中より取り出しPVC ゾル槽の中に投入し、型の周囲に所定の肉厚を付着させる
- 槽から取り出し、再び加熱炉に入れる
- ゲル化した成品を冷却後、離型して製品にする
用途
- ワイヤーハーネス類
- 各種端子用絶縁カバー
- 各種絶縁スリーブ
- 各種医療機器用スリーブ
- 各種保護用キャップ
- カバー各種電線端末処理用絶縁キャップ
ディップ・コーティング法
被塗装体(各種金属・陶磁器・ガラス等)に上記と同じ方法でPVC ゾルを接着塗装させる方法です。この塗装方法により、各 種金属の電気絶縁・防触・防錆の保護及び陶磁器ガラス等の破損飛散を防止し、被覆塗装用(光沢・着色自由)として多方面 で使用されています。
用途
金属製品の電気絶縁、防触・防錆・保護並びに耐薬品性などのための被覆。 工具、器具類の電気絶縁、防錆保護被覆、陶磁器、ガラス製品の保護及び装飾用の被覆。
倉英工業のDIP 成形の特徴
大量生産が容易
金型代が廉価で提供可能なため、製品コストを抑えることが可能
金型は雄型のみであり、金型の製作が容易です。
試作・量産が短期間で可能カラーバリエーションが豊富でご指定の色調で製造
徹底した品質管理体制。納品前は全数検査をしています。